・地域と市政の2年間をふりかえって
私が暮らす、家族が暮らす、仲間が暮らす、
そしてみんなが暮らす。この大好きな幸手を良くしたい!
この想いを胸に、市議会議員としての2年間を走り抜けてまいりました。まちの未来を見据え、市民の皆さまの声を議会に届けることを使命とし、全力で活動しています。
議会では様々なテーマに取り組んできました。例えば、将来を見据えたまちづくり・都市計画のあり方や、増え続ける空き家への具体的な対策案。犯罪抑止や地域の安心を支える防犯カメラの整備の提言。通勤・通学の負担を軽減する交通渋滞の緩和策。子どもたちの学びの場を守るための教育環境整備など。
こうした課題一つひとつに対し、一般質問や委員会活動を通じて提案を行い改善へ向けて市と対話を重ねてきました。どれも簡単に解決できる問題ではありませんが、初心を忘れず市民の皆さんと同じ目線で考え、悩み、行動することをこれからも大切にしていきます。
・商工会青年部に感謝を!そして新たな一歩へ
本年4月24日に開催された幸手市商工会青年部「第50回通常総会」において、約2年間務めさせていただいた部長職を退任いたしました。任期を無事に終え、次年度の新体制へとバトンを渡すことができたのはひとえに部員の皆さまのご支援とご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。部長職は退任となりましたが、卒業年齢である45歳までは引き続き青年部の一員として全力でサポートしてまいります。
また5月からは幸手市立さくら小学校のPTA会長を務めることとなり、新たに幸手市消防団にも入団いたしました。地域のために尽くしたい、という想いはもちろんのこと、こうした様々な組織の“内側”に身を置くことで、表面的には見えにくい課題や改善点にも気づくことができると考えています。今後も地域の声を丁寧に拾い上げながら、より良いまちづくりに尽力してまいります。
・幸手市議会定例会報告 ~議会で何が決まった?~
第3回幸手市議会定例会を2月19日~3月18日(以下、3月議会)
第4回は6月2日~6月20日(以下、6月議会)がそれぞれ行われました。
3月議会では新年度の予算や重要な施策について議論が行われました。今年度の一般会計予算は過去最大規模の192億円。その中で注目されたのは「シティプロモーション映画」の制作です。幸手の魅力を全国に発信する映画をつくり、地域の認知度やイメージの向上を図るほか、市民が幸手に対して誇りを持てるようになること(シビックプライドの醸成)を目的としています。予算は県から2,000万円の補助と幸手市のふるさと納税1,000万円を活用。本件に関しては議案質疑をいたしましたが、その中で述べたとおり、作って満足、終わりではなく、しっかりと数字としての成果を出して欲しいです。目標どおり全国でも話題になる映画を制作していただけるよう注視していきます。
6月議会では市税(加熱タバコ)や職員の育児休業制度などに関する条例の改正、学校の統廃合に向けた東中学校体育館・大規模改修工事の請負契約締結、予算の補正といった市民生活に関わる議案が審議されました。あわせて前年度の予算執行状況や市政に関する報告も行われています。また議会内では議長・副議長の改選が行われ、新たな体制がスタートしたほか、各常任委員会の構成も変わりました。
私は本定例会より総務常任委員会と建設経済常任委員会に所属することとなりました。総務常任委員会においては副委員長に就任したことを、あわせてご報告させていただきます。
・3月議会の一般質問
Q:空家対策計画の現状について
A:令和6年度に「空家等対策協議会」を設置し、協議を経て令和8年に空家等対策計画を策定予定です。本計画に基づき、現状把握や適正管理を進めるとともに、まちづくりとの整合を図りながら、解体や空き家バンクの周知など利活用策も検討・実施し、成果の向上を目指します。
みやざわ大地の考え方:
近年増え続ける空家。特に市街化区域の空家問題は深刻で、本来であれば新しい住民を増やすことができる可能性を閉ざしています。「空家等対策計画」は実行力のあるものでなくては意味がありません。管理を放棄された「特定空家」は、土地の有効活用ができないのみならず、周辺住民に多大な迷惑をかけています。特定空家に対しては何らかのペナルティを設けるか、危険な建物の解体を促進するよう補助金などを積極的に検討したほうが良いと考えます。
Q:小中学校の体育館エアコン設置状況
A:現在、市内小中学校の体育館アリーナ部分にエアコンが設置されている学校はありませんが、第6次総合振興計画に基づき、老朽化した学校施設の改修と併せて空調設備の整備を進めております。今年度は、上高野小学校および東中学校において体育館の大規模改修設計を実施し、アリーナ部分へのエアコン設置を予定しています。
みやざわ大地の考え方:
学校統廃合される二校については体育館エアコン設置し、断熱工事等の改修もあわせて実施されます。他の小中学校については設計業務等を含めるとエアコン設置は早くても令和9年度以降。夏は猛暑となる昨今、子どもたちが安心安全にスポーツに取り組めるよう一早いエアコン設置を求めていきます。また市長公約である給食費無償化についても質問し、令和8年度からの実施を目指すとのこと。給食費無償化は良いことですが、単年で終わる事業ではありません。しっかりとした財源を確保してからの実施をお願いしたいです。
・6月議会の一般質問
Q:防犯カメラの整備計画について
A:現時点で防犯カメラの全市的な整備計画や方針は策定されておらず、設置については各公共施設の所管課が安全管理上の必要性に応じて個別に対応している状況です。令和7年度には、保育施設等に計8台のカメラを新たに設置する予定があるものの、住宅街や公道といった公共空間への設置についての明確な計画はありません。
みやざわ大地の考え方:
市民の安心・安全を守るために、防犯カメラの整備は今や欠かせないものです。防犯カメラは、記録にとどまらず「まちを見守る目」として、犯罪の抑止や事故対応にも役立っています。本市ではまだ設置の方針が十分に整っていませんが他の自治体では学校や公園への計画的な設置、さらには家庭や事業所への補助制度も進んでいます。こうした状況を踏まえ、本市でも行政だけでなく、地域や民間と協力しながら、誰もが安心して暮らせるまちづくりの一環として、防犯カメラの活用を広げていくことが大切だと考えます。
Q:上船戸橋の架替工事と今後の安全対策
A:上船戸橋は、車道幅を約7.5メートルに拡幅する掛け替え工事が進められていますが、歩道の設置は現時点で予定されていません。市は今後、警察や関係機関と連携しながら、安全対策の必要性を検討していく方針です。また、桜まつりなどの混雑時も踏まえた安全確保の重要性を認識しており、地域の声も踏まえて引き続き対応を進めるとしています。
みやざわ大地の考え方:
この橋は車道を広げる計画となっており、車両の通行はよりスムーズになりますが、歩道の設置は現時点で予定されていないとのことでした。春の「桜まつり」では多くの歩行者が利用する場所であることを踏まえ、イベント時も含めた安全確保の観点から、歩道の整備が必要ではないかと提案しました。橋の整備は県が主に費用を負担する形ですが、地域の皆さんが日常的に使う橋だからこそ、市としても積極的に安全対策を求めていくべきだと考えています。