・議員活動を始めて1年が経ちました
昨年4月の幸手市議会選挙を経て、初の定例会から早1年となりました。年4回行われる幸手市議会定例会も全て経験し、議員として年間の流れを理解することができました。
年4回の定例会それぞれは約1ヶ月間程度のため、当初は想像よりも時間的余裕があるのかと考えていました。しかし議員として市内イベント・事業への参加、出向している利根川栗橋流域水防事務組合の出席、各種研修事業や視察、定例会ごとに一般質問についての研究など、表舞台ではない活動も多くあり、あっという間に次の定例会になっている。そんな怒涛の一年でした。
何より市民の皆様のため、少しでもお役立ちできるようご相談も承ります。もし幸手市内のことで何かお困りごとがあれば、ぜひお声がいただければと思います。嘘はつけないので正直に言うと「できること・できないこと」はありますが、相談事項を幸手市と協議をして、より良い幸手市を目指して努力して参ります。
また今後、幸手市内の大きな流れとして「東中学校区の小中学校統廃合」「幸手市役所新庁舎に対する方向性」が進んでいきます。どちらについても市民の皆様から様々なご意見を頂戴しています。自分の中でもこの問題についてしっかりと学びを深め議案が上がってきた際は対応をしていきます。
・仲間と一緒に愛する地域のため活動中!
令和6年3月31日(日)幸手市商工会青年部主催にて「さくらふれあいまつり」を権現堂3号公園にて開催しました。当日は例年よりも桜の開花が遅れ、ピンクの景色はありませんが天気には恵まれ、約2,000人の方にご来場いただきました。現堂を一望できる展望デッキ、菜の花畑を一周する人力車、歌やダンスを披露するステージ、キッチンカーを始めとする飲食ブースや物販ブース。多くのイベントを行えたのはさくらふれあいまつり実行委員会や市内外関係諸団体のお力添えのおかげです。
ありがとうございました!
また4月25日(木)幸手市商工会青年部の通常総会が開催され令和6年度より部長職をお預かりすることとなりました。令和5年度は部長代行として活動していましたが、今回、正式に部長となります。改めて身の引き締まる想いです。地域を盛り上げるため議員活動だけでなく、地域貢献活動にも力を入れていきます。
・令和6年3月と6月、各議会定例会の内容
第1回幸手市議会定例会を2月20日~3月19日(3月議会)、第2回を6月3日~6月21日(6月議会)それぞれ行われました。
3月議会は令和6年度一般会計予算を中心に審議されました。歳入歳出予算規模は171億5,500万円、歴代3位の予算規模。幸手市のホームページにて令和6年度予算のポイントを分かりやすくまとめていますので、上記QRコードよりご確認ください。私の感想としては「やることが多いな」ということです。やりたいことが分散し、あれもこれもやるという状態のため、1年を終わったときに、さて成果はどうだったか・・・となると成果を示しにくい。やることに意義があるという考え方も理解できますが、皆様の税金を使っていますので、しっかりとした成果は必要であると考えます。
6月議会は人事案件が多く、農業委員及び教育委員の任命が行われました。また「倉松川改修事業に伴う橋梁廃止の見直しを求める意見書」を埼玉県に提出する請願が出されました。幸手橋~東武鉄道橋間の倉松川の川幅を広げるとともに、管理道路を整備する事業が行われております。それ自体は水害対策の良い事業です。
問題点としては、その区間の2つの橋、中2丁目~南1丁目を結ぶ「雁橋」と中1丁目~南1丁目を繋ぐ「503号橋」が廃止される方向性であるということです。周辺住民の日常生活を支える重要な橋のため、少なくとも「雁橋」だけでも残すことを埼玉県に求めて欲しいとの請願です。
この請願は賛成多数にて可決されましたので、幸手市議会として見直しの意見書を提出いたしました。
・3月議会の一般質問
①幸手市の空家問題について
令和5年第3回定例会にて一般質問させていただきました「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」が昨年12月13日施行されました。計画内容を公表する自治体がある一方、幸手市はまだ示せていません。
令和6年の予算のポイントに含まれていますが「幸⼿市空家等対策計画」を令和6年度から2年間で策定。本年度はまず空家件数の把握のため実態調査をしていきます。空家は今後、幸手市の人口を増やす上でも重要な問題です。私だけでなく他の議員からも空家について質問があったことが、問題の重要性を示していると感じました。
②幸手市東地区の小中学校統廃合及び住宅事情ついて
令和9年4月を目処として、東中学校と小学校3校(権現堂川小学校、吉田小学校、八代小学校)を統合し、現在東中学校のある場所に義務教育学校を開校する通知がなされました。東中学校区の大半は市街化調整区域であり、新たに住宅を建築することが困難な地域です。つまり人が増えにくい地域になります。
そのような人口増加が難しい区域に、様々なコストをかけて義務教育学校を新設するならば、相応の都市計画対策が必要であると訴えました。現状での対策のひとつとして都市計画法第34条第11号区域の見直しを提案させていただきました。区域の拡大は困難であるが、現状利用が少ない区域を見直して、他の区域・・・住宅需要のありそうな東中学校区に付け替えることを検討・研究していくとの回答がありました。令和9年は間近です。速やかな対応策を望みます。
・6月議会の一般質問
6月議会にて私の一般質問は下記の2点になります。
①幸手市内の交通渋滞について
国道4号線幸手市役所入口交差点から東5丁目スーパーオオタニ様・渡邉家様辺りまで、慢性的な渋滞が起きています。
国道4号線へアクセスする専用の右折レーンがないため、右折待ちの車両が続くと後続車が詰まってしまうことが渋滞の原因であると考えられます。一番は交差点の拡幅を含む改良ですが、現実的にはすぐに対応することは難しいこともあり、現状でできる対策や工夫をご提案させていただきました。
②児童館内放課後児童クラブの老朽化について
児童館そのものの老朽化も問題ですが、一室を使い運営している放課後児童クラブ「にじいろ学童」は、ほか市内放課後児童クラブと比較してあまり良い環境ではありません。「体調不良の子供をいる空間がない」「校舎敷地内ではないため広い遊び場の庭がない」「着替えをする場所はカーテンの仕切りしかない」「児童館に断熱効果がなく夏は熱く、冬は寒い」等・・・
「こどもがいきいきと育ち、子育てしやすいまち」を謳う幸手市であるなら、児童の健全な育成環境をぜひ整えて欲しいと想い質問させていただきました。
幸手市長を始め市の幹部は現場その目で見て、子育て環境に対する認識をしっかりと持っていただきたいです。